小型船舶向け造水機のご案内
2022.11.01
- 導入事例
造水機とは
造水機とは、海水や塩分を含む水を淡水に変える装置です。主に逆浸透(RO)膜や蒸発式の技術を用いて、船舶上で飲料水や生活用水を供給します。これにより、外部からの水の補給が難しい環境でも、クルーが安全で清潔な水を使えるようになります。
Waquaの強みと特徴
01 独自技術が実現した、世界最小・最軽量水準
Waquaの造水機は、独自開発の特許取得済み逆浸透濾過(RO)格納容器を採用することで、世界最小・最軽量水準を実現。少しのスペースで設置が可能です。さらに、貯水タンクのストックが減少し船の軽量化につながり燃費の改善が期待できます。必要な量の水を造水できるので、節水することなく生活用水の確保ができ労働環境の改善にもお役立ていただけます。
02 多様なシーンで多数の導入実績あり
容積あたりの造水量は世界最大レベルで、様々な環境の水から「飲料水レベルの水品質」を実現。国内外で土木・船舶・施設など、多様なシーンでの利用が可能となっています。「NETIS」(国土交通省の新技術情報システム)にも登録済みです。
活用事例
節水いらずで生活用水が確保。労働環境の改善に!
いつでも必要な時に必要な量の水が確保できるため、節水をしなくても 「安全な飲料水が確保できる!」「毎日シャワーが浴びれる!」「洗濯・洗い物ができる!」など生活用水を十分に確保でき、過酷な船上生活のストレスも軽減!労働環境の改善にも一躍買います。
貯水タンクのストックが減少し省エネにつながる!
海水から飲み水が作れるので、貯水タンクに入れる水は非常用のみ今までの半分の量で済み船の軽量化につながります。
船が減量することでガソリン代を抑えられるなど低燃費を実現!水産庁所管の国立研究開発法人である(独)水産総合研究センターのレポートによると(http://nrife.fra.affrc.go.jp/seika/syouene/guide.pdf)船の重量を5%程度削減できれば、3%~5%の消費量の削減が期待できるとの報告が!清水タンクの代わりに弊社の造水器を導入することで船の軽量化!燃費向上につながります。
使用シーン
マグロ漁
マグロの鮮度保持のため魚槽の氷水を海水30%+真水70%の割合で配分した氷水で保管しマグロの皮膚の色艶が濃く見栄えが良くなり、魚価が上がったとの実績あり!(※配分は捕獲する魚種等で変動あり。)その他にも鮮度保持に弊社造水器で造った真水を活用した漁業関係者からは魚価が上がったと嬉しい反響を多数いただいております。
イカなどの冷凍船ではない漁獲物の保持に海水に更に塩を加え凝固点降下させた氷水を利用する際には、真水を造水する際に排水される濃縮排水を活用し、余すところなくフルにご活用いただいております。
ユーザーボイス
ご利用頂いた漁師様から様々なお声を頂いております。
琉球朝日放送(QAB)「Qプラスリポート」放送内での糸満漁港・金城満三船長のお声。
放送内容につきましては、こちらを御覧下さい。
「漁を中断しなくて良かった。」
「漁の良い流れが来ているときに、水不足のために中断を余儀なくされる心配がなくなります。」
「鮮度保持の水がいくらでも作れるから凄く助かる。」
「鮮度保持の水を海水オンリーから、淡水化装置で造水した水のブレンドにする事によって、雑菌の増殖が減り、結果、魚の色艶が良いまま持ち帰る事が出来た。鮮度保持効果が高く、高値で売れて驚きました!」
「10%の燃費削減につながった。」
「航海に必要な飲料水、1本2リットルのペットボトルを180本。金額にして 約2万円分をスーパーで購入していたが、造水機があれば事前にスーパーで 買わずに済む為、年間約20万円の経費の削減になった。◎また、360キロ(180本)分の大量のペットボトルを積まずに出港することで 船が軽くなり一航海あたり約10%の燃費が削減された。」
「漁具の洗浄水に活用してる。」
「漁具の洗浄用の真水は馬鹿に出来ません。小型造水機があれば真水が大量に造水できるので、好きなだけ漁具や器具を洗えるので安心です。」
カニ漁の事例
設置事例
カスタマイズ設置(フレームレス)
船上に「フィルター」「RO膜」「圧力バルブ」を設置、床下に「モーター」「ポンプ」を設置 使いやすさを考慮したカスタマイズ設置。※カスタマイズには、製品代に別途取付費用が発生する場合がございます。
製品詳細
MYZ E-60/250と前処理装置
その他補足情報
特許取得